肩関節周囲炎（五十肩）

肩関節周囲炎（五十肩）の特徴

肩関節周囲炎とは、肩の関節を取り囲む筋肉や靭帯、関節包という袋状の組織に炎症が起こることで、強い痛みと動きの制限が生じる症状の総称です。

五十肩とも呼ばれ、明確な外傷がないにも関わらず肩が痛み、腕が上がらなくなるのが特徴です。肩関節を構成する様々な組織の炎症によって、日常生活に大きな支障をきたします。

厚生労働省の平成19年国民生活基礎調査によると、肩こりを含む肩周囲の症状は女性では第1位、男性では第2位の自覚症状となっており、肩関節の問題で悩む人は非常に多いことがわかります。

肩関節周囲炎に限定すると、全人口の2-5%の人が一度は経験すると推定されており、20人から50人に1人という割合になります。50-60歳代で最も多く発症し、女性にやや多い傾向があります。

糖尿病をお持ちの方では発症率が4-10倍高くなることも報告されています。

初期の痛みは時間とともに軽減することもありますが、肩関節が固まった状態（拘縮）のまま残る可能性が高くなります。その結果、腕を上げる、後ろに回すなどの動作が永続的に制限され、日常生活での不便さが続きます。

また、肩をかばうような生活を続けることで、反対側の肩や腰、膝などの他の部位に負担がかかり、新たな痛みや症状を引き起こす可能性があります。

睡眠不足による体調不良や精神的ストレスの蓄積も深刻な問題となります。

肩関節周囲炎（五十肩）の原因

開院以来、当院には肩関節周囲炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、肩関節周囲炎の原因はひとつではないということです。

肩関節周囲炎の原因として次のものが挙げられます。

肩関節周囲炎は複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が積み重なり肩関節への負担が増え、その慢性的な肩関節への負担が炎症を起こしやすくし、肩関節周囲炎へと繋がってしまいます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。肩関節周囲炎は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肩関節周囲炎への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期服用による胃腸障害や肝機能への影響があり、根本的な改善にはつながりにくく対症療法に留まることが多くなります。

注射治療

一時的な効果に留まることが多く、繰り返しの注射が必要となる場合があります。また感染リスクや注射部位の痛みを伴うことがあります。

温熱療法・物理療法

効果に個人差があり、根本的な改善よりも一時的な症状緩和に留まることが多く見られます。

肩関節周囲炎を改善するために

まずはあなたの肩関節周囲炎の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、肩関節周囲炎だけにとどまらず全身の問題と捉え、体本来の回復する力である自然治癒力を最大限引き出す施術を行います。

当院の特徴

熟練した院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、体の変化や症状の波を見逃さないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

どこへ行けば良いか分からないといった方、これまで色々な治療で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

肩関節周囲炎（五十肩）のQ＆A

肩関節周囲炎（五十肩）は自然に治りますか？

時間の経過とともに痛みは軽減することもありますが、適切な治療を行わないと肩の動きに制限が残る可能性が高く、完全な回復は期待できません。

肩関節周囲炎（五十肩）の人がやってはいけないことは？

急性期の強いマッサージや無理な運動は炎症を悪化させます。また放置することで関節が固まってしまうため、適切な治療を受けることが重要です。

どのくらいの期間で改善しますか？

症状や治療開始時期により異なりますが、適切な治療により多くの方が3-6ヶ月で大幅な改善を実感されます。早期治療ほど回復も早い傾向があります。

薬や注射が効かない場合はどうすればいいですか？

薬物療法が効果不十分な場合は、根本原因にアプローチする手技療法や生活指導を組み合わせた総合的な治療が必要となる場合があります。

夜間の痛みを和らげる方法はありますか？

痛む側を上にして側臥位で休む、枕やクッションで腕を支える、就寝前の軽いストレッチなどが効果的です。ただし根本改善には専門的治療が必要です。

肩こりと肩関節周囲炎（五十肩）の違いは何ですか？

肩こりは主に筋肉の緊張による症状ですが、肩関節周囲炎は関節自体の可動域制限と強い夜間痛を伴うことが特徴的な違いです。

運動やストレッチはしても大丈夫ですか？

急性期の強い炎症時期は安静が必要ですが、症状に応じた適切な運動療法は回復を促進します。専門家の指導のもとで行うことが重要です。

手術が必要になることはありますか？

肩関節周囲炎の大部分は保存療法で改善しますが、重度の拘縮や他の病態が合併している場合は手術適応となることもあります。

再発を防ぐ方法はありますか？

規則的な肩の運動、正しい姿勢の維持、基礎疾患の管理、ストレス軽減などの生活習慣改善が再発予防に効果的です。

他の治療院と何が違うのですか？

当院では20年間で3万人を超える施術実績をもとに、症状の段階に応じたオーダーメイドの治療プランを提供し、根本原因の改善を目指しています。

肩関節周囲炎で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックと肩関節周囲炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肩関節周囲炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

仕事や日常生活が楽になってきました

徐々に肩が動かしやすくなってきました

ガーデニングがまた楽しめています