
院長:真崎お気軽にご相談ください!
膝が痛くなったとき、とりあえず薬局で膝の痛みに効く痛み止めを探した経験はありませんか?ロキソニンや湿布を貼って「今日だけ乗り越えよう」と思う気持ち、すごくよくわかります。


でも、使うたびに「なんでまた痛くなるんだろう」と感じているなら、それは薬が悪いのではなく、痛みの根本にある原因がまだ解決されていないからかもしれません。
今回は、膝の痛みと痛み止めの関係について、整体・カイロプラクティックの現場から率直にお伝えしていきます。


膝が痛くて痛み止めを使い続けている方、当院にもたくさん来られます。薬を否定するつもりはまったくないのですが、薬だけで解決しようとすると、気づかないうちに状態が悪化していることが多い。そのことをぜひ知っておいてほしいと思います
結論から言うと、痛み止めは「痛みを感じにくくする薬」であって、「痛みの原因を取り除く薬」ではありません。これを正直に知っておくことが、膝の状態を悪化させないためにとても大切です。市販の消炎鎮痛剤も、処方されるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)も、炎症を抑えて一時的に楽にする効果はあります。でも、なぜ炎症が起きているのかという原因には、直接アプローチできていません。
「薬を飲んだら楽になった」というのは、あくまで痛みというシグナルが一時的に消えた状態です。火事で言えば、火を消さずに火災報知器の電源を切ったようなもの。楽になったからといって、膝の中で起きていることが改善されたわけではないのです。
長期間にわたって市販の痛み止めを使い続けることには、いくつかのリスクが伴います。胃腸への負担はよく知られていますが、それだけではありません。
痛みが和らいでいるあいだに無理な動きをしてしまい、膝への負担が増えることがあります。また、痛みを感じにくい状態が続くと、軟骨や半月板のすり減りが進んでいても気づきにくくなります。「楽になったから大丈夫だろう」という思い込みが、気づかないうちに状態を進行させてしまうのです。
さらに、痛みは体からの大切なサインです。それを薬で抑え続けることは、体が発しているSOSを無視し続けることでもあります。
「膝が痛い」という症状は同じでも、その原因は人によってまったく異なります。20年間、3万人を超える方々の体と向き合ってきた経験から断言できるのは、膝の痛みの原因はひとつではなく、複数の問題が絡み合って起きているということです。
まず多いのが、変形性膝関節症です。関節軟骨が少しずつすり減り、骨と骨が直接当たるようになることで炎症と痛みが生じます。特に40代以降の女性に多く見られ、加齢だけでなくO脚の方は内側に負荷が集中するため発症リスクが高まります。
次に多いのが、半月板の損傷や変性です。膝の中でクッションの役割を果たす半月板が傷んでいると、曲げ伸ばしのたびに引っかかるような感覚や、膝がロックする感じが出ることがあります。スポーツだけでなく、加齢によっても起こります。
また、意外と見落とされがちなのが姿勢や下肢のアライメント(骨の配列)の問題です。骨盤の傾きや股関節のかたさ、足首の動きの悪さが膝に余計な負担をかけていることは珍しくありません。膝だけを見ていても改善しない理由の多くが、ここにあります。
他にも、腸脛靭帯炎(ランナー膝)、膝蓋腱炎(ジャンパー膝)、靭帯損傷なども膝の痛みの原因として挙げられます。原因が異なれば、必要なアプローチもまったく変わってきます。
「もう何年も痛み止めなしでは過ごせない」という方も、当院にはよく来られます。そういった方に最初にお伝えしていることがあります。
それは、「薬に頼らざるを得ない状況になっているのは、あなたの体が弱いからではない」ということです。原因が特定されないまま、対症療法だけを続けてきた結果として、そうなってしまっているケースがほとんどです。
痛みが長引いているということは、体が「何かがおかしい」と言い続けているサインです。そのサインをきちんと受け止めて原因を探ることが、改善への第一歩になります。
整形外科でレントゲンを撮って「骨に異常はない」と言われたのに、痛みがなくならないというお声をよく聞きます。レントゲンは骨の状態は映しますが、筋肉・靭帯・神経の状態や、体全体のバランスは確認できません。骨に問題がなくても、体の使い方や姿勢のアンバランスが痛みを引き起こしていることは十分にあり得るのです。
また、痛み止めや注射で症状が落ち着いたとしても、痛みを生み出していた根本の原因が変わっていなければ、また同じ場所に痛みが戻ってきます。「ぶり返す膝の痛み」に心当たりがある方は、まさにこの状態かもしれません。
開院から17年、私が一貫して大切にしてきたのは「膝だけを見ない」という視点です。膝は体の中心に位置し、上は腰・股関節、下は足首・足底と密接につながっています。どこかのバランスが崩れると、その影響が膝に集中することがよくあります。
例えば、骨盤が後ろに傾いている方は、重心が後ろに偏ることで膝の後ろ側に慢性的な負荷がかかります。また、扁平足(土踏まずのつぶれ)がある方は、足首から膝にかけての動きに歪みが生じやすく、内側の軟骨がすり減りやすい状態になります。
当院では、最新のIT姿勢分析システムを含む約30種類の独自検査を使い、膝の痛みの原因を体全体の視点で特定しています。検査なしで「とりあえず施術」という流れは、改善するかどうかを運に任せることと同じだと考えているからです。
| 対応方法 | 効果 | 限界・注意点 |
|---|---|---|
| 市販の痛み止め(内服・湿布) | 炎症・痛みを一時的に抑える | 根本改善にならない、長期使用で副作用リスク |
| ヒアルロン酸注射 | 関節の滑りを一時的に改善 | 効果が数週間で切れる、繰り返し必要 |
| カイロプラクティック施術 | 原因を特定し自然治癒力を引き出す | 継続的な通院が必要、すぐに劇的変化とはならない場合も |
どれが「正しい」ではなく、今の状態に何が必要かを判断することが重要です。急性期の強い炎症があるときに痛み止めを使うことは適切な判断です。ただ、それを長期間続けることと、根本改善を目指すことは、目的が違います。
これだけはお伝えしたいことです。最初は「ちょっと痛いだけ」だった膝が、放っておいて悪化するケースを、この20年で数えきれないほど見てきました。
変形性膝関節症は、一度すり減った軟骨は自然には戻りません。しかし、進行を遅らせること、筋肉や姿勢を整えることで、日常生活の質を大きく改善させることは十分に可能です。痛みをとるだけが治療のゴールではなく、「好きなことができる体を取り戻す」ことが本当の目的だと、私は考えています。
当院で施術を受けた方から、よく聞く変化をまとめてご紹介します。手すりを使わずに階段の昇り降りができるようになった、という声は特に多いです。また、長時間歩いた翌日に感じていたむくみや重さが気にならなくなった、という方もいます。椅子から立ち上がるときに「イテッ」と声が出ていたのに、今はスッと立てるようになったという40代男性の方の声は、当院の施術の変化を素直に表してくれています。
好きなゴルフや散歩を再開できた方、正座が怖くなくなった方。膝の痛みがあきらめの理由になっていたことが、少しずつ取り戻せていく。そういった経過を一緒に歩んでいけるのが、この仕事の一番のやりがいです。
はい、多くの方で改善が見られています。ただし、原因によってアプローチが異なりますので、まず検査で原因を特定することが重要です。変形が進んでいるケースでも、筋肉や姿勢の改善によって痛みが和らぐことはよくあります。
もちろんです。服薬をすぐにやめる必要はありません。施術を重ねるうちに、自然と薬の必要性が減っていく方がほとんどです。焦らず、体の変化を確認しながら進めていきましょう。
個人差がありますが、3〜5回の施術で何らかの変化を感じる方が多いです。長年続いた慢性的な痛みほど、体が変化に慣れるまで少し時間がかかることもあります。初回に丁寧な検査を行い、おおよその施術計画をご説明しますので、まずはご相談ください。
はい、問題ありません。整形外科での経過観察や投薬を続けながら、カイロプラクティックで体の根本的なバランスを整えていくことは、理にかなったアプローチです。
痛みがあると、「大げさかな」「もう少し様子を見よう」という気持ちになりがちです。その気持ち、すごくよくわかります。でも、膝の状態は放置するほど選択肢が狭まっていきます。
痛み止めに頼るしかない状況から抜け出したい方、どこへ行っても改善しなかった方、これまでの治療に納得できていない方。そういった方にこそ、一度、検査という入口から体を見直してみてほしいと思っています。
私自身、2005年から白金台の治療院で経験を積み、09年に葛西カイロプラクティックを開院して以来、3万人を超える施術に携わってきました。一人ひとりの原因は違います。だからこそ、丁寧な検査と一貫したケアを大切にしています。あなたの膝の痛みについて、ぜひ気軽にご相談ください。一人で抱え込まずに、いつでも声をかけてもらえたら嬉しいです。

