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脊柱管狭窄症による間欠性跛行の症例|歩行時のしびれと施術経過

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「少し歩くと足がしびれて、休まないと前に進めない」というお悩みは、脊柱管狭窄症をお持ちの方によくみられる症状のひとつです。

歩行時の足のしびれに悩む方

今回は、脊柱管狭窄症による間欠性跛行に悩まれていた患者様の症例をご紹介します。同じように、歩行時の足のしびれや痛みでお困りの方の参考になれば幸いです。

主訴(来院時の症状)

歩行時に下肢のしびれと痛みが現れ、長い距離を続けて歩くことができない状態でした。10分程度歩くと足に力が入りにくくなり、その場でしばらく休むと再び歩けるようになるという状態を繰り返していました。

来院に至るまでの経緯

半年ほど前から、買い物や散歩の途中で足のしびれを感じるようになったとのことでした。当初は疲れによるものと考え、特に対処をせずに過ごしていたそうです。

しかし、徐々に続けて歩ける時間が短くなり、外出中に何度も休憩しなければならなくなりました。買い物の際にもご家族について歩くことが難しくなり、日常生活への影響を感じるようになったため、来院を決意されました。

ご家族から「一度、身体の状態をみてもらってはどうか」と勧められたことも、来院のきっかけになったとのことでした。

検査と所見

初回のカウンセリングと検査では、症状が現れる状況や歩行時の姿勢、腰部・骨盤・股関節の動きを中心に身体の状態を確認しました。

  • 姿勢:腰椎の反りがやや強く、骨盤がわずかに前傾している
  • 歩行:歩行時に腰を反らせる傾向があり、歩行時間が長くなると下肢症状が現れやすい
  • 前屈:腰を前方へ曲げると下肢症状が軽減し、動作に大きな制限はみられない
  • 後屈:腰を後方へ反らすと、下肢のしびれが誘発されやすい
  • 股関節可動域:股関節周辺の動きに低下がみられる
  • 体幹可動域:体幹の柔軟性が低下し、歩行時に腰部へ負担が集中しやすい
  • 筋緊張・圧痛:腰部から骨盤周囲の筋肉に緊張と圧痛がみられる
  • 神経学的検査:明らかな筋力低下や感覚障害などの異常所見はみられない

これらの所見から、腰を反らせた際に下肢症状が誘発されやすい状態に加え、股関節や体幹の柔軟性低下、歩行時に腰を反らせる姿勢の癖が、歩行時のしびれや痛みに関係していると考えました。

また、神経学的検査では明らかな筋力低下や感覚障害などの異常所見はみられませんでしたが、症状の変化を確認しながら慎重に施術を進める必要があると判断しました。

施術内容

カイロプラクティックによる腰部と骨盤周囲への施術
カイロプラクティックによる施術

施術では、腰部だけに負担が集中しない身体の状態を目指し、腰部から骨盤周囲にかけての筋肉の緊張をやさしく調整しました。

あわせて、動きが低下していた股関節や骨盤、体幹の可動性を確認しながら、歩行時に腰を必要以上に反らさずに身体を動かせるよう施術を進めました。

また、無理に長時間歩くのではなく、症状が強くなる前に休憩を入れる方法や、腰を反らしすぎない歩き方についてもお伝えしました。ご自宅では、身体の状態に合わせて無理なく続けられる股関節と体幹のストレッチをご案内しました。

施術経過

来院時は、10分程度歩くと下肢のしびれや痛みが強くなり、その場で休憩しなければ歩き続けることが難しい状態でした。施術経過では、症状の強さだけでなく、続けて歩ける時間や休憩回数、買い物や散歩など日常生活での変化も確認しました。

STEP
初回

初回は、歩行時の姿勢や腰部・骨盤・股関節の動き、下肢症状が現れる状況を確認しました。腰を後方へ反らす動作でしびれが誘発されやすく、股関節と体幹の柔軟性にも低下がみられました。

身体の状態を確認しながら、腰部から骨盤周囲にかけての筋肉の緊張をやさしく調整しました。施術後は「身体が軽くなった感じがする」とのお話がありました。

STEP
3~5回目

歩き始めの一歩が以前よりスムーズになり、外出直後に感じていた腰部の重さも軽くなってきたとのことでした。一方で、一定時間歩くと下肢のしびれが現れる状態は残っていたため、症状の出方を確認しながら施術を継続しました。

5回目頃には、近所への短時間の外出であれば、以前よりも休憩を挟まずに歩ける場面が増えてきました。股関節の動きにも変化がみられ、歩幅が少し広がってきました。

STEP
8~10回目

買い物の際に立ち止まって休む回数が以前より減ったとのご報告がありました。症状が完全になくなったわけではありませんが、症状が強くなる前に休憩を入れられるようになり、外出時の不安にも変化がみられました。

10回目頃には、しびれが出始めてもすぐに歩けなくなるのではなく、歩く速度や姿勢を調整しながら移動できる場面が増えてきました。歩行中に腰を強く反らせる癖も減り、以前より安定した歩き方がみられるようになりました。

STEP
13~15回目

買い物や散歩の際に、以前より長く歩けるようになったとのことでした。外出先で休憩場所を過度に心配することが減り、歩くことへの抵抗感も少しずつ軽減してきました。

気温や体調によって一時的にしびれが出やすい日もありましたが、以前のように歩行状態が大きく崩れることは少なくなりました。症状に波がある日の休み方や、ご自宅で行うストレッチの量についても調整しました。

STEP
18~20回目

長い時間歩いた後にしびれや疲労感が出ても、休憩後の回復が以前より早くなったとのことでした。買い物や散歩の後に症状を長く持ち越すことも減り、外出後の日常生活への影響が小さくなってきました。

20回目頃には、来院時と比べて症状が現れるまでの時間が延び、休憩を挟む回数も減ってきました。歩行時の姿勢と動作にも安定感がみられるため、現在は身体の状態を確認しながら施術間隔を調整しています。

現在も長時間の歩行ではしびれや痛みが現れることがありますが、症状が出るまでの時間が延び、買い物や散歩の途中で休憩する回数は来院時より減っています。

また、症状が現れた際にも休憩後に歩行を再開しやすくなり、外出に対する不安も軽減してきました。今後は身体の状態を確認しながら施術間隔を調整し、安定した歩行状態の維持を目指します。

以下ご本人のメッセージ

病院では脊柱管狭窄症と言われました。歩くとすぐに足がしびれてしまい、途中で何度も休まなければならないため、買い物でも家族についていくことができませんでした。

施術を受けるようになってから、以前よりも続けて歩けるようになり、休憩する回数も減ってきました。今では、前ほど外出することが不安ではなくなっています。

姿勢や歩き方についても教えていただいたので、自宅でも気をつけるようにしています。もっと早く相談すればよかったと思っています。

院長からのコメント

脊柱管狭窄症による間欠性跛行は、歩くと下肢のしびれや痛みが現れ、休むと再び歩けるようになることが特徴です。そのため、日常生活の中で「歩くこと自体が億劫になった」と感じる方も少なくありません。

今回の患者様は、歩行時に腰を反らせる癖があり、股関節や体幹の柔軟性も低下していました。そのため、腰部だけを施術するのではなく、骨盤・股関節・体幹の動きや歩行姿勢も含めて身体全体の状態を確認しながら施術を行いました。

症状の感じ方や経過には個人差があります。また、間欠性跛行は脊柱管狭窄症以外の原因で起こる場合もあります。症状が急に悪化した場合や、安静時にも強い痛みがある場合、筋力低下、排尿・排便の異常などがみられる場合は、早めに医療機関へご相談ください。

院長:真崎

歩くと足がしびれる、休むと再び歩けるという症状がある方は、我慢せず早めに身体の状態を確認することをおすすめします

まとめ

「歩くと足がしびれる」「少し休むとまた歩ける」という症状は、脊柱管狭窄症による間欠性跛行でみられることがあります。

年齢のせいだと考えて我慢してしまう方も少なくありませんが、歩ける時間が短くなると、買い物や散歩などの日常生活にも影響が広がります。

今回の患者様は、身体の状態を確認しながら施術とセルフケアを継続したことで、症状が現れるまでの時間や外出時の休憩回数に変化がみられました。同じような症状でお悩みの方は、一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

脊柱管狭窄症でお悩みの方へ

脊柱管狭窄症の原因や症状、セルフチェック、当院での施術方針については、脊柱管狭窄症の症状ページで詳しく解説しています。

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