ぎっくり背中

ぎっくり背中とは

ぎっくり背中とは、突然背中に激しい痛みが発生する症状で、正式には「筋筋膜性疼痛症候群」と呼ばれます。いわゆる「ぎっくり腰」の背中版で、特に肩甲骨周辺や背骨付近の筋肉や筋膜に炎症や微細な損傷が起こることで発症します。

重い物を持ち上げる、身体をひねる、急に動くといった動作がきっかけとなることが多く、呼吸や体勢を変えただけでも強い痛みを感じるのが特徴です。

厚生労働省の調査データによると、日本全国では肩背部痛を含めて約1,350万人が悩んでいると推計されています。近年は年齢を問わず発症が増加しており、特にデスクワークや運動不足の方に増加している傾向が見られます。

また、国民生活センターに寄せられた手技療法による危害相談では、胸部・背部の相談が125件（16.5%）を占めており、この症状に悩む方が多いことが分かります。

ぎっくり背中を適切に処置せずに放置すると、痛みが慢性化し、背中だけでなく腰や首、肩にまで不調が広がる可能性があります。

動きの制限により日常生活に支障をきたし、睡眠不足から精神的なストレスが増大します。仕事や趣味の活動が思うようにできなくなり、生活の質が著しく低下することがあります。

最悪の場合、慢性的な倦怠感や内臓機能の低下、慢性痛へと発展し、痛みを庇うための不自然な動きが他の部位にも負担をかけ、全身の不調へとつながる恐れがあります。

ぎっくり背中の原因

開院以来、当院にはぎっくり背中でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、ぎっくり背中の原因はひとつではないということです。

ぎっくり背中を引き起こす原因として次のものが挙げられます。

• 筋肉の損傷（肉離れ）
• 筋膜の癒着
• 関節や神経の問題
• 姿勢不良と運動不足

ぎっくり背中は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされています。

複数の原因が積み重なり、体本来の回復力が追いつかなくなったときに、ぎっくり背中という症状が発生しやすくなります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

これまで改善しなかったとしても諦める必要はありません。ぎっくり背中は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ぎっくり背中の対応として、次のようなものが一般的です。

湿布・痛み止めの処方

一時的な症状緩和に留まることが多く、根本的な原因解決にはならないため、症状が再発しやすい傾向があります。長期使用による胃腸障害などの副作用のリスクもあります。

物理療法

効果に個人差があり、一時的な改善に留まることが多く、継続的な通院が必要になります。根本的な姿勢改善や筋力強化には限界があります。

注射治療

一時的な効果に留まることが多く、頻繁な使用はできません。感染リスクや副作用の可能性があります。

ぎっくり背中を改善するために

まずはあなたのぎっくり背中の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、ぎっくり背中の改善だけにとどまらず全身の問題と捉え、体本来の回復する力である自然治癒力を最大限引き出す施術を行います。

当院の特徴

熟練した院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、体の変化や症状の波を見逃さないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

どこへ行けば良いか分からないといった方、これまで色々な治療で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

ぎっくり背中のQ＆A

ぎっくり背中は自然に治りますか？

軽度であれば数日から1週間程度で自然に改善することもありますが、適切な処置を行わないと症状が長引いたり慢性化するリスクがあります。早期の適切な対応が重要です。

ぎっくり背中の人がやってはいけないことは？

発症直後の無理なマッサージや激しい運動は避けてください。また、痛みを我慢して無理な動作を続けると症状が悪化する可能性があります。適度な安静を心がけることが大切です。

ぎっくり背中と単なる筋肉痛の違いは何ですか？

ぎっくり背中は突然の激痛で始まり、呼吸や軽い動作でも痛みが増強します。一方、筋肉痛は運動後に徐々に現れ、痛みも比較的軽度で動作による悪化は少ないのが特徴です。

どのくらいの期間で完治しますか？

適切な治療を行えば、軽度なら1-2週間、中等度なら3-4週間程度での改善が期待できます。ただし、個人差があり、根本的な原因への対処が重要になります。

再発を防ぐにはどうすればよいですか？

正しい姿勢の維持、定期的なストレッチ、適度な運動による筋力強化が重要です。デスクワーク中の姿勢改善や、急激な動作を避けることも予防につながります。

マッサージを受けても大丈夫ですか？

発症直後の炎症期（72時間程度）は強いマッサージは避けるべきです。その後も症状に応じた適切な手技が必要ですので、経験豊富な施術者に相談することをお勧めします。

温めた方がよいですか、冷やした方がよいですか？

発症直後は炎症を抑えるため冷却が効果的です。3日程度経過し急性期を過ぎたら、血流改善のため温めることが有効になります。症状に応じた適切な判断が重要です。

仕事を休む必要がありますか？

症状の程度によりますが、激痛で日常動作が困難な場合は2-3日の安静が必要です。デスクワークの場合は姿勢に注意しながら段階的に復帰することが可能です。

この痛みは何かの病気のサインでしょうか？

多くの場合は筋肉や筋膜の問題ですが、内臓疾患や神経の問題が隠れている可能性もあります。症状が続く場合は専門家による詳しい検査をお勧めします。

整形外科と接骨院、それとも整体院、どちらに行くべきですか？

激痛で内科系疾患が疑われる場合は整形外科での診断が安心です。筋肉や関節の問題と判明した場合は、手技療法が得意な整体院での継続的なケアが効果的です。

ぎっくり背中で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックとぎっくり背中は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ぎっくり背中は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。