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四十肩と湿布の正しい使い方を徹底解説!効果的な貼り方から注意点まで

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四十肩の痛みに悩まされ、「とりあえず湿布を」と考える方は多いのではないでしょうか。確かに湿布は手軽で身近な対処法ですが、使い方を間違えると期待した効果が得られません。

今回は、20年間で3万人を超える患者さんを施術してきた経験から、四十肩における湿布の正しい活用法をお伝えします 。

目次

四十肩と湿布の関係を理解する

四十肩(正式名称:肩関節周囲炎)は、肩関節の周りにある関節包や靭帯などの組織に炎症が起こり、痛みと可動域制限を引き起こす疾患です 。湿布は炎症による痛みを一時的に和らげる効果がありますが、根本的な治療ではありません 。

湿布に含まれる消炎鎮痛成分(ロキソプロフェンやジクロフェナクなど)は、炎症を引き起こすプロスタグランジンという物質の産生を阻害し、痛みを軽減させます 。しかし、肩の動きを改善したり、癒着した組織をほぐしたりする効果は期待できません 。

当院でも、湿布だけで四十肩が完治した患者さんはいません。湿布は「痛みを和らげながら適切な治療を受けるための補助的な手段」として捉えることが重要です

効果的な湿布の選び方と使い分け

四十肩の時期に応じて、適切な湿布を選択することが大切です 。

冷湿布と温湿布の使い分け

急性期(発症から2-4週間)

冷湿布が効果的です 。この時期は炎症が強く、肩に熱感がある場合が多いため、冷湿布の消炎効果が痛みの軽減に役立ちます 。

慢性期(3ヶ月以降)

温湿布も効果的です。温感成分が血行を促進し、硬くなった筋肉や組織の緊張を和らげる効果が期待できます 。ただし、温湿布は皮膚かぶれを起こしやすいため、長時間の使用は避け、入浴後は30分以上空けてから貼るようにしてください 。

ロキソニンテープなどの鎮痛効果の高い湿布

市販薬では手に入らないロキソニンテープやモーラステープなどの処方薬は、一般的な湿布より強い鎮痛効果があります 。特に炎症が強い急性期には、これらの処方薬が効果的です。

ただし、強力な成分が含まれているため、副作用のリスクも高くなります。光線過敏症や接触性皮膚炎などの副作用を避けるため、必ず医師の指示に従って使用してください 。

正しい湿布の貼り方と注意点

効果的な貼る位置

湿布は痛みが出ている部位の真上に貼ることが最も効果的です 。多くの患者さんが「ついでに」と腕や背中にも貼りがちですが、これは効果が期待できないばかりか、副作用のリスクを高める可能性があります 。

四十肩の場合、主な痛みの部位は以下の通りです。
・肩峰下(肩の前面から側面)
・肩甲骨周辺
・上腕の外側

代替の貼付位置

肩がかぶれて湿布が貼れない場合は、痛みのある肩と同じ側の首に貼るのも効果的です 。四十肩になると、動きにくい肩の代償として首の筋肉を過度に使うため、首にも炎症が起こりやすくなります 。

適切な使用枚数と貼り替えのタイミング

一度に使用する湿布は1~2枚程度に留めましょう 。広範囲に何枚も重ねて貼ると、皮膚への負担が増し、かぶれやその他の皮膚トラブルの原因となります 。

貼り替えは24時間ごとを目安とし、夜間の痛みが強い場合は就寝前に新しい湿布に交換することで、より良い睡眠が期待できます 。

やってはいけない湿布の使い方

長期間の連続使用

湿布を同じ場所に長期間貼り続けると、皮膚のバリア機能が低下し、接触性皮膚炎や光線過敏症のリスクが高まります 。特に光線過敏症は、湿布を貼った部位に紫外線が当たることで、火傷のような症状を引き起こす危険な副作用です 。

入浴直後の使用

入浴直後の温まった肌に湿布を貼ると、薬剤の吸収が過度に促進され、副作用のリスクが高まります 。入浴後は少なくとも30分以上空けてから貼るようにしましょう 。

湿布だけに依存した治療

私の治療院に来られる患者さんの中には、「湿布を貼っているのに全然良くならない」と訴える方が多くいらっしゃいます。湿布はあくまで対症療法であり、四十肩の根本的な改善には適切な運動療法や手技療法が必要です 。

湿布と併用すべき効果的な対処法

適切な運動療法との組み合わせ

湿布で痛みを和らげている間に、適切なストレッチや可動域訓練を行うことが四十肩改善の鍵となります 。ただし、自己流で行うと症状を悪化させる可能性があるため、専門家の指導を受けることをお勧めします。

生活習慣の改善

湿布と同時に、肩に負担をかける生活習慣の見直しも重要です。デスクワークでの姿勢改善や、重いものを持つときの注意点など、日常生活での工夫が症状の改善を促進します。

専門的な治療の併用

カイロプラクティックや理学療法などの専門的な手技療法を湿布と併用することで、より効果的な改善が期待できます 。私の治療院でも、湿布だけでは改善しなかった患者さんが、適切な手技療法との組み合わせで劇的に改善したケースを多く経験しています。

まとめ

四十肩における湿布の活用は「適切な治療の補助的手段」として位置づけることが重要です。痛みを一時的に和らげる効果は期待できますが、根本的な改善には適切な運動療法や専門的な治療が必要です

20年間の臨床経験から言えるのは、四十肩は適切な治療を受ければ必ず改善する症状だということです。湿布を上手に活用しながら、ぜひ専門的な治療も検討してみてください。

院長:真崎

痛みに悩まされている方は、ぜひ一度ご相談ください

まさきカイロプラクティック両国整体院では、一人ひとりの症状や生活習慣に合わせたアプローチで、四十肩の根本的な改善を目指します。


院長:真崎

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