足底筋膜炎

足底筋膜炎とは

足底筋膜炎は、足裏のかかとから指の付け根まで広がる「足底筋膜」という組織が炎症を起こし、主にかかとや足裏に痛みが出る状態です。

朝や長時間の休憩後に一歩目で強い痛みを感じるのが特徴で、歩き続けると徐々に痛みが和らぐこともあります。

足底筋膜炎は日本国内でも頻度の高い足のトラブルのひとつであり、特に40～60代の男女や長時間立ち仕事をする人、スポーツ愛好者、ウォーキング愛好者に多くみられます。

明確な全国統計はありませんが、整形外科外来で足の痛みを訴える患者の中で、足底筋膜炎が占める割合は非常に高いとされていて、当院へご来院される方のなかでもとても多い症状のひとつです。

初期症状は朝の一歩目や休憩後の歩き始めに強い痛みを感じる程度ですが、進行すると日常の歩行や立ち仕事でも痛みを感じるようになり、痛みの慢性化が起こります。

さらに進行すると、かかとの骨に骨棘（こつきょく）というトゲ状の骨ができてしまい、痛みが悪化し、痛みをかばって歩くことで膝や腰など他の部位にも負担がかかり、二次的な障害につながることもあります。

症状が長引くと治療が難しくなり、最悪の場合は日常生活に大きな制限が生じたり、手術が必要になることもあるため、早めの対処が重要です。

足底筋膜炎の原因

開院以来、当院には足底筋膜炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、足底筋膜炎の原因はひとつではないということです。

足底筋膜炎を引き起こす原因として次のものが挙げられます。

足底筋膜炎は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされています。

複数の原因が積み重なり、体本来の回復力が追いつかなくなったときに、足底筋膜炎という症状が発生しやすくなります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

これまで改善しなかったとしても諦める必要はありません。足底筋膜炎は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

足底筋膜炎への対応として、次のようなものが一般的です。

消炎鎮痛剤の使用

消炎鎮痛剤は、長期間使用すると胃腸や腎臓への負担が大きくなります。また、根本的な治療にはならず、一時的な痛みの軽減にとどまることが多いです。

特に慢性的な足底筋膜炎の場合、血管を収縮させる作用があるため、むしろ血流を促進させるべき状態では効果が限定的です。

さらに、市販の消炎鎮痛剤を長期使用すると胃潰瘍などの深刻な副作用を引き起こすリスクもあります。

理学療法・リハビリ

効果が出るまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。また、不適切なストレッチングや過度な負荷をかけると、かえって症状を悪化させる可能性があります。

さらに、発症後2週から4か月は効果が期待できますが、それ以降は治療効果が限られるという報告もあります。

物理療法

一時的な痛みの軽減には役立ちますが、根本的な解決には至らないことがあります。

また、一部の治療機器を使用した物理療法は高額な費用がかかることもあり、すべての患者にとって利用しやすいとは限りません。

インソールや靴の調整

個人差があり、すぐに効果を感じられないことがあります。また、不適切なインソール選びは逆効果になり、例えばアーチサポートが過度に高いインソールは足底筋膜炎のリスクを増加させることもあります。

さらに、特にカスタムメイドのインソールは高額で、定期的な交換も必要なためコストがかかります。また、インソールへの依存が生じ、使用しないと歩けなくなる心理的依存の問題もあります。

体重管理

効果が出るまでに時間がかかり、生活習慣の大幅な変更が必要になることがあります。

手術（重症例のみ）

感染症のリスク、術後の回復に長い時間がかかる、再発の可能性があるなど複数のデメリットがあります。また、足の構造に恒久的な変化を及ぼす可能性があるため、他の治療法で改善が見られない場合に限り検討されるべきです。

足底筋膜炎を改善するために

まずはあなたの足底筋膜炎の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、足底筋膜炎の改善だけにとどまらず全身の問題と捉え、体本来の回復する力である自然治癒力を最大限引き出す施術を行います。

当院の特徴

熟練した院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、体の変化や症状の波を見逃さないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

どこへ行けば良いか分からないといった方、これまで色々な治療で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

股関節の痛みのQ＆A

足底筋膜炎は自然に治りますか？

多くの場合、安静や適切なケアで徐々に改善しますが、症状が長引く場合は専門医の診断と治療が必要です。

足底筋膜炎の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢して無理に運動したり、合わない靴を履き続けることは症状悪化の原因となるため避けましょう。

装具治療はいつまで続ける必要がありますか？

骨の成長が終わるまで装具を使用するのが一般的です。医師の指示のもと、徐々に装着時間を減らしていきます。

どのくらいで治るものですか？

症状や治療内容によりますが、数週間から数ヶ月かかることが多いです。根気よくケアを続けることが大切です。

痛みが強いときは安静にした方がいいですか？

痛みが強い時は無理せず安静を心がけ、必要に応じて冷やしたり、医師に相談しましょう。

湿布や痛み止めだけで治るのでしょうか？

薬だけでは根本的な改善は難しいため、ストレッチや靴の見直しなど複合的な対策が必要です。

どんな靴を選べばよいですか？

足に合ったクッション性の高い靴やアーチサポートのある靴を選ぶと、足裏への負担が軽減します。

再発しやすい病気ですか？

原因となる生活習慣や足の形状が改善されない場合、再発することがあります。予防策を継続することが大切です。

手術が必要になることはありますか？

保存療法で効果がない場合や重症例では手術を検討することもありますが、多くは非手術的治療で改善します。

足底筋膜炎を予防するにはどうすればよいですか？

適切な靴選びや体重管理、ふくらはぎや足裏のストレッチを日常的に行うことが予防につながります。

足底筋膜炎で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックと足底筋膜炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

足底筋膜炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

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