
院長:真崎お気軽にご相談ください!
こんにちは、まさきカイロプラクティック両国整体院です。同世代の方から「首がまっすぐと言われたけれど、運動や筋トレで何とかならないか」というご相談を本当によく受けます。


結論からお伝えすると、首の状態そのものは、残念ながら運動や筋トレだけで劇的に「元のカーブに戻す」ことはできません。ですが、だからといってあきらめる必要はなく、つらさを軽くしたり、悪化を防いだりするためにできることはたくさんあります。
まずは、ストレートネックという状態を正しく理解するところから、一緒に整理していきましょう。詳しい症状の説明や当院での考え方については、こちらのストレートネックのページも参考にしてみてくださいね。


運動や筋トレだけで骨の形や首のカーブを理想通りに戻すのは難しいという現実があります。そのうえで「何のために運動をするのか」を整理しながら、施術とセルフケアをどう組み合わせていくかをお話ししていきます
ストレートネックは病名ではなく、首の骨のカーブが失われてまっすぐに近づいた「状態の名前」です。本来は首の骨が前にゆるくカーブして重い頭を支えていますが、スマホやパソコンで頭が前に出た姿勢が続くと、このカーブが少しずつ失われていきます。
この失われたカーブ自体を、筋トレやストレッチだけで元通りの形に戻すことには限界があります。骨や椎間板、関節の変化は長年かけて起きているため、短期間の運動で劇的に変えるのは現実的ではないからです。
ただし、首まわりや背中、骨盤など支える土台を整えることで、「同じストレートネックでもほとんどつらくない状態」に近づけることは十分に可能です。レントゲンの形だけにとらわれず、実際の症状や日常生活のしやすさをどう良くしていくかを重視することが大切になります。
ここで誤解してほしくないのは、「運動=意味がない」という話ではないということです。問題は、ストレートネックという状態を、筋肉の強さだけの問題としてとらえてしまうことにあります。
首のカーブの変化には、日々の姿勢のクセ、関節の可動域、椎間板の状態、神経の過敏さ、体幹や骨盤のバランスなど、さまざまな要素が絡み合っています。筋トレで一部分の筋肉だけを鍛えようとしても、それ以外の要素がそのままであれば、体全体の使い方はなかなか変わってくれません。結果として、頑張って運動をしているのに「首の痛みが増した」「頭痛がひどくなってしまった」という方も少なくないのです。
真面目な方ほど、毎日動画を見ながら首の体操や筋トレを頑張っていらっしゃいます。それ自体は素晴らしいことなのですが、問題は「自分の体に合っているのか」「どこまでやっていいのか」が分からないまま続けてしまうことです。
例えば、あごを引く系の運動で首の前側がピリピリ痛む、肩周りのトレーニングで頭痛が強くなるなど、体からのサインが出ていても、「我慢すればそのうち慣れるだろう」と無理をしてしまうケースも見受けられます。こうなると、本来は良くなるための運動が、いつの間にか症状を長引かせる原因になってしまいかねません。
では、ストレートネックの方にとって、運動や筋トレにはどんな意味があるのでしょうか。ここを整理しておくと、何をどの程度やるべきかが見えやすくなり、ムダな頑張りやケガのリスクを減らすことができます。


一番の目的は、「首だけで頑張っている状態をやめて、体全体で頭を支えられるようにしていくこと」です。首まわりの筋肉を直接いじめるのではなく、肩甲骨や背中、体幹といった周辺のエリアにもしっかり仕事をしてもらうことで、首そのものの負担を減らすことができます。
運動や筋トレの役割は、あくまで「今ある首の状態と付き合いやすくする」「これ以上悪くならないように守る」というところにあります。首の骨の形そのものを変えるのではなく、周りの筋肉や姿勢のコントロール力を高めることで、同じ姿勢を取ったときの負担を小さくしていくイメージです。
例えば、デスクワークのあとに首だけがパンパンに張っていた方が、背中や肩甲骨、体幹を含めて使えるようになってくると、仕事終わりの疲れ方が少しずつ変わってきます。レントゲン写真は相変わらずストレートネックのままでも、「前ほどつらくない」「頭痛の回数が減ってきた」という変化が出てくれば、それは体の使い方が変わり始めているサインと言えます。
もう一つ大切なのは、「どこまで動かすとつらくなるのか」「どんな動きが首にとって負担なのか」を自分で把握していくことです。これは、専門家のチェックを受けながら運動を進めることで、より安全に確認することができます。
ご自身の限界ラインを知っておけば、日常生活の中で「この姿勢が続くとあとで痛くなりそうだな」といった感覚もつかみやすくなります。それが、無意識のうちに首を守る行動につながっていきますので、単に筋力をつけるだけでなく、体の感覚を育てていくという意味でも、運動には大きな価値があると感じています。
ここからは、よくご相談いただく「自己流ケアの落とし穴」についても触れておきます。当てはまるものがないか、ご自身の習慣を思い浮かべながら読んでみてください。


多いのは、痛みが強いときほど、強いストレッチや長時間の筋トレをしてしまうパターンです。「何とかしよう」という思いから頑張りすぎてしまうのですが、炎症が強い時期に負荷をかけると、筋肉や関節はますます防御反応を起こし、ガチガチに固まりやすくなります。
動画サイトなどで紹介されている体操の中には、健康な人には有効でも、ストレートネックの方には刺激が強すぎるものも含まれています。特に、首を大きく後ろに反らせたり、勢いよく左右にねじったりする動きは、神経や椎間板に負担をかける可能性があるため注意が必要です。
一見すっきりした感覚があっても、そのあと数時間してから痛みがぶり返す、翌日に首がまったく動かなくなる、といった相談もあります。ご自身の状態がはっきり分からないうちは、「気持ちいい範囲を少し超えたところで止めておく」くらいのイメージで、決して無理をしないようにしてあげてください。
ストレートネックという名前のせいもあって、「首の問題なんだから首だけを何とかしよう」と考えてしまいがちです。でも、実際には猫背や反り腰、足の使い方など、全身のバランスの結果として首に負担が集まっているケースがほとんどです。
そのため、首だけに刺激を集中させるような運動は、かえってアンバランスを強めてしまうことがあります。首はあくまで全身の一部であり、土台となる骨盤や背骨、肩甲骨といったパーツとのつながりを整えながら、結果として首がラクになっていくという流れを大切にしていただきたいと思っています
ここまでお伝えしてきたように、ストレートネックそのものは運動や筋トレだけで劇的に「治す」ことはできません。だからこそ、施術とセルフケアの役割分担をはっきりさせておくことが、とても重要になってきます。


当院では、まず検査やカウンセリングを通して、首の状態だけでなく、姿勢や体の使い方のクセ、生活習慣などを一つひとつ確認していきます。そのうえで、どこにどれくらい負担が溜まっているのかを見極め、施術で整える部分と、ご自身に取り組んでいただく部分を整理してお伝えしています。
施術では、硬くなりすぎて自分では動かしづらくなっている関節や、深いところでねじれたまま固まってしまっている筋膜などに、やさしくアプローチしていきます。首だけをボキボキ鳴らすような方法ではなく、全身のバランスを見ながら、必要なところに必要なだけ刺激を入れるイメージです。
こうして土台を整えることで、同じ運動をしても体が受け取る感覚が変わってきます。例えば、以前は首ばかり疲れていた体操でも、背中やお腹がしっかり働いてくれるようになり、「あ、こういう感じで力が入ると楽なんだな」と、ご自身の中で新しい発見が生まれてきます。施術とセルフケアはどちらか一方ではなく、お互いを補い合う関係だということを、多くの方に知っていただきたいと感じています
仕事や家事、育児など、日常のスタイルは人それぞれです。ですから、「みんな同じ体操をしておけば大丈夫」ということはありません。当院では、お一人おひとりの生活リズムや体力、症状の出方に合わせて、「これなら続けられそう」というセルフケアを一緒に組み立てていきます。
たとえば、デスクワーク中心の方には、イスに座ったままできる肩甲骨や骨盤まわりのエクササイズを。立ち仕事が多い方には、足元や体幹を安定させる体操を。こうした小さな工夫を積み重ねることで、少しずつ首への負担を減らしていくことができます。
「運動や筋トレだけではストレートネックは改善できません」と聞くと、少しショックに感じるかもしれませんが、「やり方と組み合わせ方を間違えなければ、今よりずっとラクに暮らせる可能性がある」ということでもあります。
大切なのは、ご自分の体の現状を正しく知り、どこまでをセルフケアで、どこからを専門家のサポートで整えていくのかを一緒に考えていくことです。


長年の首のトラブルと向き合ってきた立場からお伝えすると、早い段階で相談してくださった方ほど、無理なくいい方向に変化していきやすいと感じています
当院では、「もう年だから」「ストレートネックだから仕方ない」とあきらめてしまった方の背中を、少しでもそっと押せる場所でありたいと思っています。この記事を読んで、少しでも不安や疑問が浮かんできた方は、いつでも気軽に相談してくださいね。あなたの首や体が、本来持っている力を取り戻せるよう、一緒にペースを合わせながらサポートしていきます。

