【足関節不安定症】繰り返す足首捻挫の後遺症の改善症例　

繰り返す足首捻挫の後遺症の改善で来院された男性（30代/会社員）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

足首の慢性的な不安定感（ぐらつき）があり、平坦な道でも歩行時に足首が不安定で不安を感じる。階段の上り下りの際には足首に力が入らず怖さがあり、フットサルのプレー中には思い切った動きができず、さらに長時間の立ち仕事や外回りで足首が疲れやすい状態。

来院に至るまでの経緯

5年前、フットサルの試合中に右足首を大きく捻挫。以降、同じ部位を繰り返し捻挫するようになり、日常生活でも不安定感（後遺症）が続くようになりました。整形外科や接骨院、整体院で湿布、痛み止め、リハビリなど様々な治療を受けるも、根本的な改善には至らず、趣味のフットサルや仕事に支障をきたすようになったため、当院にご相談いただきました。

検査と所見

初回検査結果は以下の通り

足首周囲の靭帯のゆるみ（外側側副靱帯の弛緩）
腓骨筋、後脛骨筋、前脛骨筋に強いトリガーポイントを確認
足関節の可動域制限とアライメントの乱れ
足首だけでなく、膝・股関節・骨盤にも微妙な歪み
体幹の安定性（コアマッスル）の低下

検査結果の分析により逃避姿勢による体全体のアンバランスと判断。

施術内容と経過

痛みと不安定感が強かったため、トレーニングを取り入れながら姿勢改善のに重点を置いた。

初期施術（1～3回）: 足関節のアライメント調整（カイロプラクティック手技）
トリガーポイントリリースによる筋緊張の緩和
足首周囲の筋肉、靭帯のリハビリ指導（自宅エクササイズ）
中期施術（4～8回）: 骨盤・股関節・膝の連動性を高める調整
体幹の安定性を高める体操指導
足関節のバランス訓練と筋力強化

最終段階（9回以降）: スポーツ動作を想定した動きの再教育
フットサル復帰に向けての段階的トレーニング
再発防止のためのメンテナンスケア

施術開始から3週間で日常生活の不安定感が大幅に減少。2ヶ月目には階段昇降や長時間の立ち仕事でも足首の不安がほぼ消失。3ヶ月目にはフットサルの練習にも復帰し、思い切った動きができるようになりました。