
院長:真崎お気軽にご相談ください!
パソコン仕事や家事、育児で体がガチガチになってくると、「整体に行くべきか」「マッサージでほぐしてもらうべきか」悩むことが多いと思います。どちらも「体を楽にする場所」ではありますが、実は目指しているゴールが大きく違います。


この記事では、臨床歴20年の視点から、「整体は根本的な改善を目指すところ」「マッサージは主に慰安目的のケア」という軸で、わかりやすく整理してお伝えします。


整体とマッサージの違いを聞かれたとき、いつも「どんなふうに良くなりたいか」を一緒に確認するようにしています。目的がはっきりすると、選ぶべき場所も自然と見えてきますね
整体とマッサージは、どちらも手を使って体にアプローチする点では似ていますが、「何をゴールにしているか」がまったく違います。この違いを知っておくと、「どっちがいいのか」という迷いがかなり減りますし、自分のお金や時間をどこに使うべきかも決めやすくなります。
ここではまず、二つのゴールの違いを整理していきます。
整体は、肩こりや腰痛といった症状そのものよりも、「なぜそこに負担がかかっているのか」という原因にアプローチする場所です。姿勢の歪み、骨盤や背骨のバランス、関節の動き、筋肉のアンバランス、生活習慣や体の使い方など、体全体を見ながら、つらさが出ている「背景」を整えていきます。
そのため、整体では、症状が出ている部分だけを揉むのではなく、土台となる骨盤や背骨、体幹のバランスを整えたり、神経の働きや体の回復力がきちんと働くようにサポートしたりします。結果として、痛みやコリが軽くなるだけでなく、「同じことをしても以前ほどつらくならない」という状態を目指していくのが特徴です。
それに対して、マッサージは、張っている筋肉をもみほぐしたり、血行を良くしたりして、その場のスッキリ感やリラックスを得ることを主な目的にしています。強く凝り固まった筋肉に直接アプローチするので、「終わった直後は体が軽い」「気持ちがゆるんでよく眠れた」といった感覚を得やすいのがマッサージの良さです。
ただ、多くの場合、体の歪みや姿勢、関節の動きといった「コリが起きる原因」そのものを変えるわけではないので、同じ生活スタイルが続いていると、数日〜数週間でまた同じところに負担がたまりやすくなります。そのため、マッサージは基本的に「慰安」「疲労回復」「リフレッシュ」のためのケアと考えるとイメージしやすいと思います。
整体とマッサージはどちらが良い悪いではなく、「目的と体の状態によって使い分けるもの」です。今のあなたの状態がどちらに近いのか、一度整理してみると選びやすくなります。ここでは、整体向きのケースと、マッサージが向いているケースを具体的にお話しします。


たとえば、何年も続いている肩こりや腰痛、ぎっくり腰を何度も繰り返している、朝起きるといつも体が重くて、日中の集中力まで落ちてしまう、といった悩みを持っている場合は、整体が向いています。単に筋肉が疲れているだけでなく、姿勢のクセや骨盤の傾き、背骨のバランス、自律神経の乱れなど、原因が複雑に絡んでいることが多いからです。
また、「この先も同じ仕事や家事、育児を続けていきたい」「将来的に趣味やスポーツも楽しみたい」というように、今だけではなく数年先を見据えて体を整えたい方も、整体を選んだ方がメリットを感じやすくなります。整体は、通院を重ねるなかで体が少しずつ変わっていき、「疲れにくい」「痛みが出にくい」状態を目指すスタイルです。
一方で、「ここ最近忙しくて、とにかく体がパンパン」「イベント前や仕事の山場の前に一度リセットしたい」「頭を空っぽにして癒されたい」というときには、マッサージがとても合います。特に、仕事がハードで睡眠も不規則、心も体もギリギリ、という状況のときには、まず一度しっかり休まる時間を持つこと自体がとても大切です。
マッサージは、筋肉を直接ほぐしながら副交感神経を優位にしてくれるので、リラックス効果やストレス軽減には大きな力を発揮します。「いきなり根本改善までは考えていないけれど、今の疲れをなんとかしたい」というときには、マッサージを上手に利用するのもひとつの選択です。
整体とマッサージは、通い方や効果の出方のイメージも異なります。このあたりを知っておくと、「思っていたのと違った」というミスマッチも減らせます。ここでは、それぞれの典型的なパターンをお伝えします。


整体では、初回にしっかり時間をかけてカウンセリングや検査を行い、体の状態や生活の背景を把握したうえで、通院のペースや必要な期間を一緒に決めていきます。最初の数回は、週に1回程度のペースで集中的に整え、その後、体が安定してきたら、少しずつ間隔を空けていくことが多いです。
一度の施術で劇的に変わるケースもありますが、多くの場合は、「朝のだるさが少し軽くなってきた」「立ち仕事のあとでも以前ほどつらくない」といった変化が少しずつ積み重なっていきます。つまり、整体はその場しのぎではなく、体が本来持っている回復力を引き出しながら、根本的な改善を目指していく場所なのです。
マッサージの場合、多くはその都度予約を入れて、「今日は肩まわりを中心に」「脚の疲れを重点的に」というリクエストをしながら、その日の疲れをケアしていく形になります。週に1回や月に数回など、ストレスや仕事の状況に合わせて通う方が多く、生活のなかの「リセット時間」として取り入れられています。
終わった直後のスッキリ感や、血行が良くなって体が温かくなる感じ、心がふっとゆるむ感じは、マッサージならではの良さです。ただし、体の歪みや関節の問題までは変えきれないことが多いため、「根本的に良くしたい」段階に来たら、整体や治療系のアプローチも検討するのがおすすめです。


ここまで読んで、「なんとなく違いはわかったけれど、自分はどうしたらいいんだろう」と感じているかもしれません。実際のところ、どちらか一方に絞らなければいけないわけではなく、上手に使い分けたり、段階に応じて切り替えたりするのが現実的です。
慢性的なコリや痛み、繰り返す不調でお悩みなら、最初の段階では整体で体の土台作りをしていくのがおすすめです。土台が整ってくると、同じ時間のマッサージでも、体の受け止め方が変わり、もみ返しが出にくくなったり、効果が長持ちしやすくなったりします。
ある程度、体が安定してきてからは、メンテナンスとして時々整体に通いながら、仕事が立て込んでいる時期だけマッサージで慰安ケアを入れる、という組み合わせもとても現実的です。「根本的な改善」と「慰安としてのリラックス」をうまく両立させるイメージですね。
「いきなり根本改善と言われてもピンとこない」「そもそも整体が怖い」という方は、まずマッサージで体をほぐしてもらい、「それでもすぐ戻ってしまう」「もう少し深いところから変えたい」と感じたタイミングで整体を検討する、という流れでもかまいません。
そのときに大事なのは、「根本から変えたいのか」「今は慰安がメインなのか」を自分の中で一度整理しておくことです。整体は根本的な改善を目指すところ、マッサージは慰安としてのケア。この軸さえ頭に入っていれば、今の自分に必要な選択がしやすくなります。
整体とマッサージは、どちらも体を楽にするための手段ですが、「何をゴールにしているか」が大きく違います。整体は、体の歪みや姿勢、関節の動き、生活習慣まで含めて見直し、将来を見据えながら根本的な改善を目指すところ。マッサージは、今たまっている疲労やストレスをやわらげて、心地よさやリラックスを得るための慰安が中心のケアです。


実際の症状だけでなく、仕事や家庭の状況、今後どうしていきたいかまで含めてお話をうかがえれば、一緒にベストな選択を考えていくことができます
もし今、「どちらに行けばいいのか」「自分の体には何が合っているのか」と迷っているようでしたら、いつでも気軽に相談してください。あなたが「やりたいことをあきらめずに続けていける体」を目指せるよう、全力でサポートします。

