腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは

腰椎椎間板ヘルニアは、背骨（腰椎）の間にあるクッションの役割をする椎間板が損傷または変性し、中のゼリー状の組織（髄核）が外に飛び出して神経を圧迫することで発症する疾患です。

この神経圧迫により、腰痛や足のしびれ、痛みなどの症状が現れます。

日本では40歳以上の約3人に1人が腰痛に悩んでいると言われています。

厚生労働省の調査によると、2013年時点で約2800万人（32.7%）が腰痛を抱えていますが、そのうち腰椎椎間板ヘルニアが原因と特定できるのは全体の約5%程度とされています。

つまり、腰痛の多くは原因不明であり、椎間板ヘルニアと診断されるケースは比較的少数です。

腰椎椎間板ヘルニアを放置してしまうと、痛みが慢性化するだけでなく、デスクワークや家事など日常的な動作でも痛みを感じるようになります。

また、神経の圧迫が続くと足や腰のしびれが広がり、筋力低下が進行して歩行が不安定になったり、物を持つ力が弱くなるなどの問題が生じます。

最も深刻な場合、神経に重大なダメージが及び、排尿や排便のコントロールが困難になる排泄障害などの症状が現れることがあります。

このような状態は「馬尾症候群」と呼ばれ、緊急手術が必要になるケースもあります。症状が3ヶ月以上続く場合は慢性化している可能性が高く、適切な医療介入が必要です。

腰椎椎間板ヘルニアの原因

開院以来、当院には腰椎椎間板ヘルニアでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、腰椎椎間板ヘルニアの原因はひとつではないということです。

腰椎椎間板ヘルニアを引き起こす原因として次のものが挙げられます。

• 日常生活での姿勢や動作
• 重い物の持ち上げや体のひねり
• 長時間の同一姿勢
• 遺伝的要因
• 体重増加

腰椎椎間板ヘルニアは複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされています。

複数の原因が積み重なり、体本来の回復力が追いつかなくなったときに、腰椎椎間板ヘルニアという症状が発生しやすくなります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

これまで改善しなかったとしても諦める必要はありません。腰椎椎間板ヘルニアは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

腰椎椎間板ヘルニアの対応として、次のようなものが一般的です。

保存的療法

効果が現れるまでに時間がかかることが多く、その間の痛みや不便さに耐える必要があります。また、症状が重い場合は効果が限定的なこともあります。

薬物療法

長期間の服用による副作用のリスクがあります。また、根本的な原因を解決するわけではなく、症状の一時的な緩和にとどまることが多いです。

神経ブロック療法

効果は一時的で、繰り返し治療が必要になることがあります。また、注射部位の痛みや感染のリスクも伴います。

手術療法

侵襲的な処置であり、回復には時間がかかります。また、手術後も再発のリスクがあり、線維輪の亀裂を完全に塞ぐことはできないため、髄核が漏れ続けて再発する可能性があります。

腰椎椎間板ヘルニアを改善するために

まずはあなたの腰椎椎間板ヘルニアの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、腰椎椎間板ヘルニアの改善だけにとどまらず全身の問題と捉え、体本来の回復する力である自然治癒力を最大限引き出す施術を行います。

当院の特徴

熟練した院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、体の変化や症状の波を見逃さないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

どこへ行けば良いか分からないといった方、これまで色々な治療で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

腰椎椎間板ヘルニアのQ＆A

腰椎椎間板ヘルニアは自然に治りますか？

多くの場合、適切な安静と保存的治療により、症状は改善します。実際、画像診断でヘルニアが確認されても、長期間無症状で過ごせたり、ヘルニア塊が自然に縮小・消失するケースもあります。

腰椎椎間板ヘルニアの人がやってはいけないことは？

重い物を持ち上げる、急な動作で体をひねる、長時間同じ姿勢を続けるなどの行為は避けるべきです。また、痛みを我慢して無理に活動を続けることも症状を悪化させる原因となります。

レントゲンで腰椎椎間板ヘルニアは診断できますか？

いいえ、ヘルニアは軟骨なのでレントゲンでは映りません。正確な診断にはMRIやCTなどの検査が必要です。特にMRIは非侵襲的で詳細な情報が得られるため、最も適した検査方法です。

腰椎椎間板ヘルニアは必ず手術が必要ですか？

いいえ、多くの場合は保存的治療で改善します。実際に手術が必要となる「病的なヘルニア」はごく少数です。症状の程度や神経障害の有無によって治療法が選択されます。

腰椎椎間板ヘルニアの痛みの原因は何ですか？

痛みの主な原因は、脱出した髄核による物理的な神経圧迫ではなく、脱出した新鮮な髄核による炎症です。数ヶ月以上痛みが続く場合は、常に新しい髄核が漏れ続けている可能性があります。

どの科を受診すべきですか？

整形外科が適切です。特に脊椎専門の医師がいる医療機関がおすすめです。その上で改善しない場合には整体やカイロプラクティックが選択肢になります。

コルセットは常に着用すべきですか？

急性期には腰への負担を減らすためにコルセットが有効ですが、長期間の使用は腰周りの筋肉を弱めることがあります。医師や専門家の指導のもと、適切な期間と方法で使用することが重要です。

運動はいつから再開できますか？

急性期（発症から約3日間）は絶対安静が必要です。その後、痛みが落ち着いてきたら、医師や理学療法士の指導のもとで、ストレッチや軽い運動から徐々に始めていくことが推奨されます。

腰椎椎間板ヘルニアは再発しますか？

再発の可能性はあります。特に適切な生活習慣の改善や予防策を講じない場合、再発リスクは高まります。日常生活での姿勢や動作に注意し、定期的な運動で体幹を強化することが重要です。

妊娠中に腰椎椎間板ヘルニアになった場合の治療法は？

妊娠中は薬物療法や侵襲的な治療に制限があるため、安静、適切な姿勢の指導、物理療法など、母体と胎児に安全な方法が選択されます。産後も含めた長期的な管理計画が立てられることが多いです。

腰椎椎間板ヘルニアで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックと腰椎椎間板ヘルニアは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

腰椎椎間板ヘルニアは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

少しずつ改善していると思います

薬だけでは改善せず…

日常生活が楽になってきました